「塾歴社会」が生む虚しきエリート おおたとしまさ
灘中学受験後、新幹線で帰京する車内で母親たちが中学に入ってからどの塾に通うのかを議論している。「鉄緑会だの平岡塾だののほか、聞いたこともない塾の名前も飛び出す」。過熱する中学受験をノンフィクション小説として描いた拙著『勇者たちの中学受験』での一幕だ。
ここから先は
1,675字
/
1画像
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju
文藝春秋digital
¥900 / 月
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…