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【フル動画】島田裕巳×先崎彰容 対談「高齢者こそ欲望を語れ 人生100年時代の『性と宗教』」

◆日本人における「性(セックス)」と「宗教」

文藝春秋digitalは、2月22日(火)19時〜、宗教学者の島田裕巳さん、批評家の先崎彰容さんによるオンライン対談イベント「高齢者こそ欲望を語れ 人生100年時代の『性と宗教』」を開催します。

《対談フル動画はページの一番下にあります》

2022年1月に刊行され、発売早々に版を重ねている『性と宗教』。人が生きていく上で決して切り離すことができない「性(セックス)」と、その欲望を抑え込む上で大きな役割を果たしてきたのが宗教だと島田さんは考えます。同書ではユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教……様々な宗教の性にかんする戒律を取り上げながら、人間の本質に迫っています。

『性と宗教』第8章「神道に性のタブーはないのか――日本独特の道徳観と系譜」では、柳田國男、南方熊楠、折口信夫という民俗学の泰斗たちの性に対する考え方に着目し、性に対して抑圧的なその他の宗教戒律にない、日本ならではの傾向に触れています。

同章でも取り上げられる本居宣長の研究者でもある先崎さんは、宣長が『源氏物語』読解を通じて、性に対して距離を置いていた儒学を批判していたことを指摘します。日本人はこれまでの歴史で性(セックス)とどのように向き合ってきたのでしょうか。

◆現代人はどう性(セックス)と向き合えばいいのか

島田さんは多くの宗教が男性中心的であり、その性道徳は現代に通用するものではなくなっていると指摘します。一方で、人の平均寿命は伸長し続け、かつての寿命である50代、60代になっても「性」の悩みから人々は解放されずにいます。

宗教道徳にも頼れず、一方で快楽を追い求めることにも抑圧的な現代日本社会において、私たちはどのように性に向き合えばいいのでしょうか。先崎さんは江藤淳や丸山眞男が江戸朱子学に着目した理由に、頽廃的な社会、猥雑で、快楽のみを追い求める社会(=戦後日本)への批判的視座があったことを指摘しています。宗教学、あるいは日本思想の蓄積から、現代における性の問題を考えます。島田さんと先崎さん、二人によるオンライン対談、ぜひご覧ください。

当日リアルタイムでイベントをご覧になれない方も、アーカイブ動画の配信があります。本記事の有料部分にアップしますので、何度でもご覧いただけます。

◆イベント概要

イベント名:高齢者こそ欲望を語れ 人生100年時代の『性と宗教』

出演:島田裕巳、先崎彰容

日時:2月22日(火)19時〜20時30分(予定)Zoomウェビナーを使用して開催します。完全オンラインイベントです。

料金:900円(文藝春秋digital定期購読内コンテンツ)※購読者の方は別途料金はかかりません。

◆お問い合わせ先
文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp

◆対談フル動画

※35分過ぎに映像/音声の乱れがございます。申し訳ございません。

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