見出し画像

【フル動画】小泉悠×千々和泰明「南部奪回の行方は? ウクライナ戦争の『終わらせ方』」

◆プーチンに「妥協的和平」はありえるか?

 文藝春秋digitalは、9月9日(金)19時〜、防衛研究所主任研究官の千々和泰明さんと東京大学専任講師の小泉悠さんによるオンライン対談イベント「南部奪回の行方は? ウクライナ戦争の『終わらせ方』」を開催しました。

《対談フル動画は本ページ下部よりご視聴いただけます》

 8月24日、ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説でクリミア半島の奪還を目指すことを明言しました。ロシアによる侵攻が始まった2月24日時点の状勢に戻す、という以前の発言よりも態度を強硬にした格好です。

 千々和さんは月刊「文藝春秋」2022年8月号に「ウクライナ戦争の終わらせ方」を寄稿、今後ありえる停戦のシナリオを複数分析しています。千々和さんは戦争終結のパターンを大別して「紛争原因の根本的解決」と「妥協的和平」を挙げています。

 当初、ロシア軍はキーウを陥落させ、ウクライナの完全属国化という「紛争原因の根本的解決」を狙っていたものと考えられます。しかし、ウクライナ軍による徹底抗戦が現在まで戦争を長期化させています。プーチン、ゼレンスキーの頭の中にはいかなる「妥協的和平」が想定されているのでしょうか。専門家お二人が徹底分析します。

 また、今回のウクライナ戦争は日本の安全保障を考える上でいかなる示唆をもたらすものでしょうか。小泉さんは8月25日、BSフジ「プライムニュース」に出演し、欧米による“支援”を受けて戦うウクライナの立ち位置が台湾有事などの際に日本が置かれる立場と近いものになる可能性に触れました。また、核抑止の一定の効果に触れて、日本が米国など同盟国との核運用について一定の発言権を持つ必要性についても言及しました。

 ウクライナ戦争の行方、そして「ポスト冷戦」終焉後の日本の安全保障とは――お二人の議論、ぜひご覧ください。

 当日リアルタイムでご覧になれない方も、イベントの模様を収録した動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます(※編集の都合上、動画はイベント終了後、一両日中に公開します)。動画は本記事のいちばん下(有料部分)にアップします。

◆イベント概要

イベント名:「南部奪回の行方は? ウクライナ戦争の『終わらせ方』」

出演:小泉悠、千々和泰明

日時:9月9日(金)19時〜20時30分(予定)Zoomウェビナーを使用して開催します。完全オンラインイベントです。

料金:900円(文藝春秋digital定期購読内コンテンツ)※購読者の方は別途料金はかかりません。

◆小泉 悠(こいずみ・ゆう)プロフィール

小泉悠 文春R0020624

…1982年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。外務省専門分析員、未来工学研究所研究員、国立国会図書館非常勤調査員などを経て、東京大学先端科学技術研究センター専任講師。ロシアの軍事研究が専門。2019年、『「帝国」ロシアの地政学「勢力圏」で読むユーラシア戦略』でサントリー学芸賞を受賞。著書に『ウクライナ戦争の200日』『ロシア点描』『プーチンの国家戦略』『軍事大国ロシア』など。

◆千々和 泰明(ちぢわ・やすあき)プロフィール

千々和泰明氏

…1978年生まれ。福岡県出身。2001年、広島大学法学部卒業。2007年、大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策)。ジョージ・ワシントン大学アジア研究センター留学、京都大学大学院法学研究科COE研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)、防衛省防衛研究所教官、内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付主査などを経て、2013年より防衛省防衛研究所主任研究官。この間、コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。

◆問い合わせ

文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp

◆イベントフル動画

《対談フル動画はこの下にあります》

ここから先は

26字
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju

文藝春秋digital

¥900 / 月

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…

「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了しました。今後は「文藝春秋 電子版」https://bunshun.jp/bungeishunju をご利用ください