見出し画像

武田徹の新書時評 近くて遠い国、韓国

文藝春秋digital
評論家・専修大学教授の武田徹さんが、オススメの新書3冊を紹介します。

近くて遠い国、韓国

韓国からの留学生が減っている——、大学で教えているとそれが実感できる。日本で学び、日本を学ぶ、いずれの関心も彼らは失ってしまったのか。

一方で日本の側は韓国に興味津々だ。その証拠に1月には韓国関係の新書が、なんと4冊も刊行されている。この温度差は何なのか。同時刊行の新書の中から考える手がかりを探してみよう。

菅野朋子『韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか』(文春新書)は、まさに今の日本の韓国への関心の高まりに応える1冊だ。カンヌ国際映画祭で『パラサイト』がパルムドールに輝き、BTSが米国ビルボードのHOT100で頂点に立った。なぜそこまで「韓流」は力を備えたのか。菅野は経済危機から立ち直る際に産業構造を一変させ、ITに力を入れた90年代に遡ってその勝因を検討する。

この続きをみるには

この続き: 758文字
この記事が含まれているマガジンを購読する
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に幅広いテーマの記事を配信しています。政治家や経営者のインタビュー、芸能人の対談、作家のエッセイ、渾身の調査報道、一流作家の連載小説、心揺さぶるノンフィクション……月額900円でビジネスにも役立つ幅広い「教養」が身につきます。

文藝春秋digital

¥900 / 月

一流の作家や知識人、ジャーナリストによる記事・論考・ルポルタージュなどを毎日配信。執筆陣のオンラインイベントも毎月開催中。月額900円で記…

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
文藝春秋digital

記事へのご意見・ご感想をお待ちしています。「#みんなの文藝春秋」をつけてご自身のnoteにお書きください。編集部がマガジンにピックアップします。皆さんの投稿、お待ちしています!

文藝春秋digital
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に、一流の作家や知識人による記事・論考を毎日配信。執筆陣のオンラインイベントも毎月開催中。月額900円で記事読み放題&イベント見放題のサービスです。