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「王道のスーツ」名品探訪⑥
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「王道のスーツ」名品探訪⑥

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どんなに時代が変わっても、装いの軸として欠かしてはならない服、スーツ。揺るぎない王道の一着で、改めて自身の矜持を表現しよう。/文=山下英介、写真=渡辺修身、スタイリング=櫻井賢之

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Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)
現代におけるスーツ像の雛形となった名品「NO.1サックスーツ」。ナチュラルショルダーやソフトなラペル(襟)が特徴で、体型を選ばない。世界のエスタブリッシュメントに愛される一着だ。スーツ¥97,900、シャツ¥20,900、タイ¥15,400/以上ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン☎0120-02-1818)

ビジネスウエアから 究極の自己表現ツールへ

ビジネス環境の大きな変化によって、“義務として着る”制服としての役割を終えようとしている、スーツという洋服。しかし自己表現のツールとしてのその価値は、今まで以上に重要性を増すはずだ。なぜなら上質なスーツとは、熟練の職人たちによって数百の工程を経て仕立てられる、究極の服。現在は既製服としてはほぼ存在しないが、鎧のように構築的な英国のスーツなら、凜々しさや威厳を。手縫いの技法を駆使した曲線美が持ち味のイタリアのスーツなら、自然で優しい表情を。そして簡潔さをモットーとするアメリカのスーツなら、清潔感と若々しさを……。生地と仕立ての選択次第で、スーツはあなたのあるべき姿を最も表現してくれる一着になるはずだ。ここで紹介する個性豊かなスーツを、ビジネスウエアという概念にとらわれず、自由な感性で選んでほしい。

改めて見直したい 究極の服、スーツの真価

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Kiton(キートン)
コンパクトな肩と小さなアームホール、手縫いを駆使した縫製で抜群の着心地を生む、イタリア・ナポリが誇る傑作スーツ。「ソラーロ」と呼ばれる生地はシルク混で、趣深い光沢を放つ。スーツ¥792,000、シャツ¥71,500、タイ¥33,000、チーフ¥19,800/以上キートン(ストラスブルゴ カスタマーセンター☎0120-383-563)

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スーツの聖地と呼ばれる、イタリア・ナポリにあるキートンの工房。各工程に熟練した職人たちが、ほとんど機械を使わずスーツを仕立てる様は圧巻。既製服であっても着た瞬間に体になじみ、その魅力を際立たせてくれる

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