出でよ!革新的イノベーター 大西康之
日本経済新聞が年末に発表するヒット商品番付。2022年、東の横綱は「コスパ&タイパ」、西は「#3年ぶり」だった。「タイパ」は「タイム・パフォーマンス」の略。「#3年ぶり」はコロナ関連の規制が緩み「3年ぶりに◯◯した」というツイートが多かった、という意味だろう。いずれも「商品」でも「サービス」でもなく「社会の傾向」だ。そんなものを「今年の横綱」と呼ばねばならぬほど、今の日本企業はヒット商品を生み出せなくなっている。
ここから先は
1,622字
/
1画像
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju
文藝春秋digital
¥900 / 月
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…