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軽井沢に棲まう

自然に親しむ生活が求められる今、歴史あるリゾート地・軽井沢では新潮流の貸別荘が増えているという。森の中に現れた個性的な住処を巡りこの地がもたらす安息を探る。/文=上保雅美、写真=深野未季

森の離れ

2020年9月、軽井沢駅から車で約5分の森にオープンした貸別荘群。2,600平米の敷地には5棟の平屋が点在。すべて開放的なガラス張りとなり、宿泊者は屋内で過ごしつつ、自然との一体感を深められる。高級アメニティや人気店の美味を用意するなど、ホテル級の利便性も画期的だ。

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長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢境新田小花沢道下1044-1

ほうの家

76本の柱に支えられて傾斜地に立ち、森に浮遊するような佇まいを見せるガラス張りの別荘。海外も注目する建築として知られる。個人所有の別荘だが、一般の宿泊も可能。設計はTNAだ。

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長野県北佐久郡軽井沢町オナーズヒル軽井沢 

カプセルハウスK

建築家・黒川紀章氏が自らの別荘として手掛けたカプセル建築。1973年、東京「中銀(なかぎん)カプセルタワー」に続き、竣工した。以後、非公開だったが保存活動の一環により、今年4月から一般の宿泊を受け入れることに。予約詳細はHPにて。

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長野県北佐久郡御代田町 

https://miraikurokawa.jp

自然と共存する地に寛ぎ 新しい「脱日常」を愉しむ

ライフスタイルの多様化と共に、別荘地への関心が高まっている。なかでも脚光を浴びるのが軽井沢だ。なぜ軽井沢なのか。「方の家」や「森の離れ」を始め別荘を当地で多く手掛ける建築家ユニット・TNAの武井誠氏に尋ねた。

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