殺処分ゼロめざし、2600頭以上を譲渡 ピースワンコ・ジャパンの奮闘
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殺処分ゼロめざし、2600頭以上を譲渡 ピースワンコ・ジャパンの奮闘

広島県神石高原町を拠点に犬の殺処分ゼロを目指すピースワンコ・ジャパンプロジェクト。寄付や遺贈など、市民に支えられた彼らの挑戦は2600頭を超える保護犬を新しい家族のもとに送り届けてきた。

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「かつて犬・猫の殺処分数が全国ワーストだった広島県で犬の殺処分機を止めて、今年で丸5年が経ちます。この殺処分ゼロをめざす活動を日本全国へ広げていきます」

ピースワンコ・ジャパンのプロジェクトリーダー、安倍誠さんは力強く語る。

安倍さん

ピースワンコ・ジャパン
プロジェクトリーダー
安倍 誠さん

きっかけは2010年。活動母体である人道支援団体ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が、災害救助犬の候補を探しに広島県の動物愛護センターを訪問したことだ。犬の命が殺処分機で奪われる現状を目の当たりにし、「このままにはできない」とプロジェクトを立ち上げた。

「行き場のない犬たちを自治体の動物愛護センターから引き出し、シェルターに移送。人馴れトレーニングをした上で、全国8か所の譲渡センターなどを通じて里親様を探します。活動には獣医師を含む100人以上の有償スタッフが携わっており、今までに2600頭以上を里親様に譲渡しました」

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70,000㎡以上の用地には10,000㎡のドッグランや診療所、老犬用施設などもある


コロナ禍で譲渡活動は一時困難もあったが、オンラインも活用し譲渡数は回復した。高齢や病気など譲渡の難しい犬にも最期まで介護を行う。

多くの命を守り続けるには多額の資金が必要になる。公的な支援はほとんどなく、活動に共感する方からの会費や寄付、遺贈が頼りという。それでも殺処分ゼロという前例のない事業に挑むのは、「『声なきものの声に耳を傾け、果敢に挑戦する』という、PWJ創立以来の理念があるからです」と安倍さん。

「言葉を発しない犬たちの命が人間の身勝手で奪われるのを、黙って見過ごせません。動物と人間が共生できる環境を作るために、多くの方と連帯できればと願っています」

(お問い合わせ)
認定NPO法人
ピースウィンズ・ジャパン
皆さまのご支援をお待ちしています。
☎0120-252-176
(平日 10時~17時)
https://peace-winds.org/wsupporter/
遺贈寄付のご相談などは下記まで
https://peace-winds.org/legacy/

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