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大相撲新風録 王鵬|佐藤祥子

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2102大相撲新風録_王鵬

王鵬おうほう(東京都江東区出身、大嶽部屋、21歳)

大横綱が天から見守る孫の新入幕

昭和の大横綱だった大鵬の孫、その名も「王鵬」がいよいよ新入幕を決めた。先の十一月九州場所では東十両七枚目の地位で、初日から負けなしの9連勝。その後に4連敗するものの、結果、11勝4敗の好成績を収めて念願の新入幕となったのだ。

大鵬の3女である美絵子さんが育てた「納谷なや4兄弟」の3男が、この王鵬だ。長男はプロレスラーとしてリングに立ち、3男の王鵬幸之介は、埼玉栄高校在学中の2018年1月に、いち早く入門。4男の夢道鵬幸成むどうほうこうせいは同じく高校在学中の19年11月に初土俵を踏み、次男の納谷幸林たかもりは中央大学相撲部を経て20年3月に角界入りしている。祖父が遺した「大鵬道場」で3人の孫たちが汗を流しているのだ。ちなみに4兄弟の名前には「大鵬幸喜」の“幸”の字がそれぞれに付いている。

生前、小学生だった4人の孫の成長に目を細めていた大鵬の言葉が、今、想い出される。

「3番目の幸之介が、一番相撲取り向きかな。四股を踏ませても、なかなかのものなんだよ」

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