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尾身茂コロナ分科会会長インタビュー「マスクはいつになったら外せるのか」|【連載】専門家、コロナを語る。#2

尾身茂コロナ分科会会長インタビュー「マスクはいつになったら外せるのか」|【連載】専門家、コロナを語る。#2

3度目の緊急事態宣言発出から1週間が経過した。全国で感染者増のトレンドは衰えない中、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の分科会長の尾身茂氏は28日、東京五輪について「開催に関する議論をしっかりすべき時期に来ている」と発言して再び注目を集めた。 「宣言の後」はどうなるのか、「マスクを外せる日」について尾身氏に訊いた。/文&写真・広野真嗣(ノンフィクション作家) 緊急事態宣言が決定された直後に西村大臣とともに記者会見する尾身会長 ——宣言発出が決まる当日の未明、人気バ

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【連載・最終回】EXILEになれなくて #26|小林直己

【連載・最終回】EXILEになれなくて #26|小林直己

第四幕 小林直己* ★前回はこちら ★最初から読む 七場 世界へ、そして未来へ展開するLDH   2021年4月、新型ウイルスの蔓延を防ぐため、日本では3回目となる緊急事態宣言が発出された。世界中で、未知のウイルスへの対抗策としてさまざまな方法が議論されている。ワクチン接種が進んでいる国では、これまでの大変な状況から脱する可能性も見え始めている。ウイルスとともに過ごしてきた昨年からの日々は今、大きな転換期を迎えようとしている。  しかし、日常単位で物事を見てみると、格

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【アーカイブ動画】上出遼平×石戸諭「レガシーメディアの逆襲——テレビと出版の未来について」

【アーカイブ動画】上出遼平×石戸諭「レガシーメディアの逆襲——テレビと出版の未来について」

<<このイベントは終了しました。アーカイブが以下にあります>> ◆レガシーメディアの挑戦者2人が初の対談インターネット全盛の今、テレビ・新聞・雑誌は「レガシーメディア」とも呼ばれます。 時流に乗って次々と勃興するウェブメディア。一方で、レガシーメディアに投げかけられる言葉は「閉塞感」「斜陽」「衰退」……と暗いものが目立ちます。このままレガシーメディアは過去の産物として、時代に取り残されてしまうのでしょうか。 今回の文藝春秋digitalウェビナーでは、レガシーメディアの

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あいにいきたい|おとど

あいにいきたい|おとど

文・おとど(桂浜水族館公式マスコットキャラクター) このような話は幾度となく綴ってきた。インタビュアーは、当時の苦労話を聞きたがり、こちらがマイクに向かって少し大げさな「苦労話」とやらをお涙頂戴と言わんばかりに語れば、世間はお約束通りに同情するだろう。しかし、実際のところ当事者としては、困ったことにこれといった苦労が思い出せない。酒の一杯でも飲めば、記憶の引き出しの鍵が開いて話は変わるかもしれないが――。 平成28年4月16日、私は高知県高知市にある名勝「桂浜」の浜辺に建

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ヒットラー日記|アドルフ・ヒットラー【文藝春秋アーカイブス】

ヒットラー日記|アドルフ・ヒットラー【文藝春秋アーカイブス】

ヒトラーは第二次世界大戦の緒戦当時から、気を許した側近だけを集め、食事をともにしながら大いに語るならわしだった。1941年7月、マルチン・ボルマンの検閲を受けるという条件を付け、党の職員に速記をとらせることを許可した。ボルマンは最も信任の厚かった副官で、1945年4月30日にヒットラーの命令で総統を銃殺したともいわれる人物である。この記録は降伏の約半年前の1944年11月まで取り続けられたが、最後には、4人の女秘書ばかりになった。その様子を、秘書の一人クリスタ・シュレーダーは

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【片山杜秀×佐藤優】司馬遼太郎『坂の上の雲』大講義【最終回】|日清・日露と朝鮮半島

【片山杜秀×佐藤優】司馬遼太郎『坂の上の雲』大講義【最終回】|日清・日露と朝鮮半島

あえて“翻訳しない”が日韓関係を解きほぐす鍵になる。/片山杜秀(慶應義塾大学教授)×佐藤優(作家・元外務省主任分析官) <summary> ▶︎日清・日露は「朝鮮半島」をめぐる列強の利害対立から起きた戦争。その意味で「朝鮮半島」は、まさに『坂の上の雲』の“影の主役”とも言える ▶︎司馬さんは、日本の植民地支配をことさら“美化する”わけでもない。かといって、「すみませんでした」と“頭を下げ続ける”わけでもない。「日本と朝鮮半島」の関係を冷静に捉えていて、今日の我々にも、いろい

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昭和天皇の独白 八時間 ―太平洋戦争の全貌を語る―【文藝春秋アーカイブス】

昭和天皇の独白 八時間 ―太平洋戦争の全貌を語る―【文藝春秋アーカイブス】

2021年4月29日は昭和天皇の生誕120年にあたる。マッカーサーとの会談の通訳も務めた外交官、寺崎英成の遺品から発見されたこの「独白録」は、昭和21年3月から4月にかけて計5回、8時間にわたり5人の側近たちの質問に、昭和天皇が答えて語った驚くべき回想録だ。太平洋戦争の遠因として張作霖爆死から語り起こし、ポツダム宣言の受諾にいたるまで、あの戦争において天皇自らが見聞し、思ったことが率直に語られている。なかでも、当時の軍や政治の指導者たちへの人物評価が率直かつ印象的に語られてい

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藤崎彩織 ねじねじ録|#9 見えない敵

藤崎彩織 ねじねじ録|#9 見えない敵

デビュー小説『ふたご』が直木賞候補となり、その文筆活動にも注目が集まる「SEKAI NO OWARI」Saoriこと藤崎彩織さん。日常の様々な出来事やバンドメンバーとの交流、そして今の社会に対して思うことなどを綴ります。 Photo by Takuya Nagamine ■藤崎彩織 1986年大阪府生まれ。2010年、突如音楽シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感で「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た4人組バンド「SEKAI NO OWARI」ではS

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私達らしいあり方|牧野紗弥

私達らしいあり方|牧野紗弥

文・牧野紗弥(モデル) 私は1997年頃から芸能活動を始め、25歳で会社員の夫と結婚しました。現在は女性誌や広告でモデルとして仕事する一方、11歳の子をはじめ3児の母でもあります。 2年ほど前、私は育児や家事のボイコットを宣言しました。夫婦間で育児や家事をめぐる喧嘩が絶えず、「私に比べたら何もやってない」「俺だってやってる」の繰り返し。もう限界でした。そこで私がこなす家事や育児を1週間、夫にしてもらうことにしました。夫は快諾。自信もあったんでしょう。働きながら黙々と進めて

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実録と資料で振り返る「生誕120年」昭和天皇87年の生涯

実録と資料で振り返る「生誕120年」昭和天皇87年の生涯

100年前、ロンドンでの英国王ジョージ5世との出会いが君主像の礎となった。/文・梶田明宏(昭和天皇記念館副館長) <summary> ▶︎本稿では幼少期や若かりし頃を中心に実録や他の資料からエピソードを選び、昭和天皇の生涯をふりかえる ▶︎生物学研究の役割や、その素地となった教育関係者の影響は、昭和天皇の生涯を研究する上で、もっと深めるべき要素 ▶︎昭和天皇が1921年の訪欧で得た収穫の中でもっとも大きかったのがジョージ5世との出会いだった 梶田氏 昭和天皇の若かりし頃

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