文藝春秋digital

「変異株」を恐れすぎるな ワクチンとモニタリングで対応せよ|小野昌弘

世界中で感染者を増やす「変異株」にワクチンは効くのか?/文・小野昌弘(免疫学者、インペリアル・カレッジ・ロンドン准教授) <summary> ▶現在の変異株に共通する一番の問題は感染効率が上がること。従来株に比べ、人から人へウイルスが感染しやすくなる ▶変異株の出現をいち早く特定し、検出…

【特別対談】柴咲コウ×福岡伸一|コロナ禍の夜明け、「ウイルスに勝つ」という幻想

コロナ禍で感じた生命の「美しさ」と自然への「畏怖」。/柴咲コウ(女優)×福岡伸一(生物学者) <summary> ▶ひとつ言えるのは、コロナ禍は多くの人にとって“分岐点”になったということ ▶自然の中の孤独とは、ソリチュード的な孤独で、ロンリネスじゃない。逆に都会に居るほうがロンリネスを…

【連載】EXILEになれなくて #24|小林直己

第四幕 小林直己 * ★前回はこちら ★最初から読む ※この記事は4月19日(月)から無料でお読みいただけます 五場 夢が叶う場所 ~ “Naoki’s Dream Village”  2020年11月、小林直己オフィシャルYouTubeチャンネルを開設した。その名も「Naoki’s Dream Village」。この名前には、僕の願…

ワクチン、打ってきました|塩野七生「日本人へ」

文・塩野七生(作家・在イタリア) 政府のトップが大学人のコンテから経済人のドラーギに代わったイタリアの今を一言で言えば、多言不実行から無言実行に変ったといえるかもしれない。ぶらさがり取材はもちろんのこと、ツイッターによる発信も無し。首相だけでなく、大臣たちまでが「無言」になった。…

菅首相が山田前広報官をすぐに処分しなかった理由|森功

安倍政権で進められた「官邸主導」の実態は、官邸の威光を背に霞が関を牛耳る「官邸官僚主導」だった。その体制は菅政権にも引き継がれた——。ノンフィクション作家の森功氏が、政治を牛耳る官邸官僚を徹底ウォッチ。 ■森功(もり・いさお)   1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒。出版社勤務…

エリザベス女王はメーガン妃を許さない――電撃的な結婚は電撃的な悲劇で終わる

涙の告白にウィリアム王子は反発。黒人差別は本当なのか。/文・君塚直隆(関東学院大学教授) <summary> ▶アメリカのCBSテレビのハリー王子とメーガン夫人の2時間に及ぶインタビューが放映される前に何が起きていたか。これが今回の「告白」を読み解くポイント ▶女王や王族が人種差別的な発言を…

韓国「#学暴MeToo」の無間地獄――「エリート偏重教育」「成果第一主義」序列社会の深…

「過去のいじめ告発」が韓国スポーツ・芸能界を揺るがしている。文・金敬哲(フリージャーナリスト) <summary> ▶韓国では、「学暴論争」が芸能界に広がり、絶好調だった韓流ビジネス界まで、まさに一大混乱に包まれている ▶韓国社会では連日、有名スポーツ選手らに対して「学生時代に暴力を受け…

藤崎彩織 ねじねじ録|#7 煙草の煙、あの塩味

デビュー小説『ふたご』が直木賞候補となり、その文筆活動にも注目が集まる「SEKAI NO OWARI」Saoriこと藤崎彩織さん。日常の様々な出来事やバンドメンバーとの交流、そして今の社会に対して思うことなどを綴ります。 Photo by Takuya Nagamine ■藤崎彩織 1986年大阪府生まれ。2010年、突如音楽シー…

【熊本地震5年】ドキュメント熊本日日新聞編集局「あの日、何が起こったか」 輪転機停止…

2016年4月に発生した熊本地震から今年で5年。甚大な被害を受けた熊本は、少しずつ復興という未来に歩んでいる。本稿は、『文藝春秋』2016年6月号に掲載された、地元紙・熊本日日新聞の被災直後のドキュメントである。自らも被災しながら地震報道に奮闘した記者たちの記録と記憶を未来に語り継ぐために…

【対談】内田也哉子×西川美和|すばらしき「家族の苦しみ」

内田也哉子氏は、3月18日、脳科学者の中野信子氏との共著『なんで家族を続けるの?』(文春新書)を上梓。樹木希林と内田裕也の娘として育った「家族の苦しみ」を赤裸々に明かしている。 一方、西川美和監督は、5年ぶりとなる新作『すばらしき世界』が公開された。そんな2人をつなぐのは内田氏の夫で…