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#平山周吉

会社員・半藤一利 一周忌 平山周吉

歴史探偵の知られざる原点をたどる。/文・平山周吉(雑文家) 半藤さんの「遺言」を探る 「日本人はそんなに悪くないんだよ」 「『墨子』を読みなさい」 “昭和史の語り部”半藤一利が末利子夫人にそう言い遺し、90歳で亡くなってからちょうど1年がたつ。NHKの半藤さん追悼番組のテロップで、この2つの言葉を知ったのは、訃報から半月ほど後のことだった。 半藤さんが語り下ろした『昭和史』は50万部以上が読まれ、平凡社の昭和史シリーズは累計100万部を超え、半藤「昭和史」は老若男女誰

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小林秀雄と江藤淳ーー平山周吉

文・平山周吉(雑文家)  ナマ小林秀雄を見たのは、昭和46年(1971)秋、東京宝塚劇場でだった。見たというのは正確ではない。文士劇のいわば「前座」として、短い講演をしたのだから、聴いたというべきかもしれない。恒例の文春祭りは創刊50周年だったので、小林秀雄が珍しく聴衆の前で喋ったのだ。小林秀雄の講演を聴くチャンスはこれが最後だという噂が大学生だった私の耳にまで伝わってきて、チケットを入手したのだった。  小林秀雄の肉声はいまならば新潮社の講演CDで簡単に聴くことができる

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