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同級生交歓|開成高等学校 昭和51年卒

人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。

【見開き】

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町「蒼天」にて(3月撮影・松本輝一)

(右から)
自由民主党政務調査会長
岸田文雄

三菱製紙上席執行役員
林康司

商工組合中央金庫代表取締役社長
関根正裕

東京医科歯科大学准教授
清水則夫

「弱くても勝てます」。平成17年夏の甲子園東東京大会でベスト16になった開成高校硬式野球部をルポした本の題名である。

我々4人はその硬式野球部の昭和51年卒。当時は弱くて勝てなかった。我々の球史に残る最大の思い出は広島カープのレジェンドである高橋慶彦選手がエースで4番だった城西高校と戦った都の秋季大会。彼に度肝を抜くレフト場外ホームランを打たれ、その場で敢え無くゲームセット。今も我らの語り草であり、誇り(?)でもある。

岸田はセカンドを守り、ひたすら真摯に熱心に練習に打ち込み、合宿での練習後のランニングでは倒れるまで走った。そのひたむきさと誠実さで政治の世界で活躍し、外務大臣などの要職を歴任し多くの人から信頼される。次期自民党総裁候補である。

林はレフトを守り、野球をやるために東大(野球部)に入り、野球をやるために社会人野球の三菱製紙(八戸・野球部)に就職し、同部の監督まで務めた。今は同社の欧州現法の社長だが、未だに野球が捨てられず、ドイツでソフトボールに打ち込んでいる。

清水はサードを守り、野球センスは同期の№1だった。学業成績はお世辞にも良かったとは言えないが、化学の成績だけは抜群で、後に再生医療に関わる微生物検査技術で日本の第1人者となり、今はコロナウイルスを始め感染症検査の最前線にいる。

関根はショートを守り、就職は第一勧業銀行に。同行の総会屋事件後の立て直しに携わったことから、その後西武グループの再生に関わり、今は商工中金で経営改革と企業の経営支援に全力投球している。

多感な時代をバンカラで自由な校風の開成で過した我々は互いの個性を尊重し切磋琢磨して成長した。この時培われた開成魂が今も心に生きている。早期にまたこうして集える日が来るのを願いつつ、各々の立場でコロナ禍に立ち向かっている。(関根)



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