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文藝春秋digital

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#文藝春秋2022年5月号

『文藝春秋digital』2022年6月ラインナップ

■会員限定イベント●6月8日(水) ・新庄剛志「薬物使用」の過去 抜き打ち検査で「陽性」も、詳細は伏せられ、その年に引退―― 鷲田康(ジャーナリスト)+本誌取材班 ●6月10日(金) ・プーチンが最も殺したい男の告白 M・ホドルコフスキー(オリガルヒ・石油会社「ユコス」元代表)「ウクライナ侵攻は彼の個人的な動機から始まった」 ・「性暴力」私は負けなかった 卜田素代香(仮名)「暴行後『証拠が残るからシャワーを』と男が強いてきました」 ・新連載 外事警察秘録②「日本赤軍との闘い

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大相撲新風録15 玉鷲 趣味はお菓子作り。37歳の苦労人|佐藤祥子

玉鷲(モンゴル・ウランバートル出身、片男波部屋、37歳 趣味はお菓子作り。37歳の苦労人37歳のベテラン力士が巻き起こす“新風”もある。幕内力士最高齢の玉鷲は、今年初場所、3月の春場所と、横綱照ノ富士から連続で金星を挙げた。自身より大きな横綱を、春場所では、得意の突き押し相撲で土俵下まで押し倒し、その威力はいまだ健在。まさに“横綱の天敵”なのだ。2004年初場所で前相撲を踏んで以来、18年間、1日も休場をしたことがない“土俵の鉄人”でもある。 思い起こせば相撲経験のな

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「金融」は明治時代に日本で作られた新漢語 日本語探偵|飯間浩明

国語辞典編纂者の飯間浩明さんが“日本語のフシギ”を解き明かしていくコラムです。 【き】「金融」は明治時代日本で作られた新漢語金融分野でも競争力が低下している日本。この国がふたたび世界の金融センターとなる時代は来るのだろうか。 などと深刻に書きましたが、そんな話は私の専門外です。ここでは「金融」ということば自体を取り上げます。 「金融」を辞書的に言えば、資金が貸したい人から借りたい人へと流れること、または、流れるようにすることです。難しい概念のようですが、ことばの成り立ち

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至福の贈り物5 平田オリザ

文・平田オリザ(劇作家) 平田さん 地域の魅力を詰め込んで贈り物には、私が住んでいる兵庫県豊岡市のものを選んでいます。城崎国際アートセンターがある豊岡は、世界中からアーティストが訪れるまち。キノシタのレーズンバターサンドは、そんな方々への手土産や演劇の差し入れにぴったりなんです。ほどよい甘さで、ラム酒の香りもほのかだから子供から大人まで楽しめる。店には私も家族でよく食べに行っています。 城崎は港も近いので、海産物が新鮮で何を食べても美味しい。おけしょう鮮魚のかには特別な

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極上の江戸前をいただく

かつて大規模な魚河岸を有した日本橋。街で花開いた多彩な食文化を守るために名店をはじめとした若手料理人が集う「三四四(みよし)会」がある。互いに切磋琢磨しながら守り継ぐ美味を訪ねた。/写真=橋本篤、文=張替裕子(ジラフ)  日本橋の親柱の上に鎮座し、東京を守護しているとされる獅子像 すし 江戸っ子が愛した粋な細巻 どちらの細巻もさっぱりした味わい。その奥に旨みがしっかり潜む 「繁乃鮨」は江戸期に魚屋を営み、その目利きから宮内庁御用達を拝命した「高根屋」から始まる。鮨屋と

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〈新装版〉目耳口 日本全国の美味や逸品を愛でて味わって

特別な日に贈りたい 至高のバターサンド北海道産バターとクリームチーズを混ぜた特製バタークリームに果物や木の実を組み合わせたリッチな味わい。絵画のような見栄えに加え、パッケージの美しさもまさにギフト向き。 12種類のテイストが詰め合わされた積奏セット6,440円 雅な京のつまみ寿しに心が躍るまるで和菓子を思わせる愛らしいお寿し。甘さを抑えた赤酢のシャリに、漬けマグロや昆布締めのタイ、生湯葉や生麩といった京都ならではの素材も合わせている。見目麗しく、お祝い事にもうってつけだ。

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クイズ私は誰でしょう

【ヒント】 初の漫画がシリーズ累計120万部突破となったお笑い芸人は?  父は絵本や紙芝居の作家だった。父が家にいて母が外で働くという当時としては珍しい家庭に育つ。 「小さい頃はお父さんと一緒に家族新聞を書いたりしていました。家族の10大ニュースとか、お姉ちゃんが猫を拾った話とか。文章もイラストも描き、親戚に郵送したりして」  高校時代の同級生・入江慎也氏に誘われてお笑いの道へ。独特の芸風で人気を博す一方、気象予報士の資格を取得したり、舞台役者を経験したり多方面で活

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「はじまりのバッグ」名品探訪7

瑞々しい季節のはじまりは、新しいバッグと共に迎えたい。その存在はあたかもランドセルを買い与えられた幼き頃のように、私たちの心を昂らせてくれる。/文=山下英介、写真=渡辺修身、スタイリング=石川英治(tablerockstudio) Hermès(エルメス) ヴォー・トーゴというしなやかなレザーを職人が丹念に縫い上げた、エルメスが誇る名品ボストンバッグ「ボリード」。その底に、スケートボードのデッキを思わせる形のプリントレザーをあしらったのが、「ボリード・スケート」だ。大ぶりで

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日本の顔 絹谷幸二

絹谷幸二(きぬたに こうじ・画家) 写真=石川啓次(本社) 今にも飛び出してきそうだ。紅蓮の炎の中、不動明王は憤怒の表情を浮かべ人間の傲慢や不信感から生じる争いに警鐘を鳴らす。絹谷幸二(79)は平和への願いを込めて絵にエネルギーを注入していく。 昨年、文化勲章を受章。長野五輪ポスターの原画、公共建築物の壁画や天井画を数多く制作してきた。奈良・興福寺の畔に生まれ育ち、イタリアでアフレスコ(壁画技法)を体得。近年は仏や神話がモチーフの作品が多い。龍の口から白銀の富士に向か

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映画「ベルファスト」を見ていたら… ラクエル・ウェルチ スターは楽し|芝山幹郎

ラクエル・ウェルチ Studiocanal Films Ltd/Mary Evans/共同通信イメージズ 明朗闊達な記念碑『ベルファスト』(2021)を見ていたら、『恐竜100万年』(1966)の映像が眼に飛び込んできた。1969年のベルファストを黒白で描いた映画なのだが、引用部分はカラーに変わる。 映画館でそれを見た瞬間、主人公の少年が頬をゆるめる。観客も束の間ほっと息をつく。当時のベルファストでは、プロテスタント住民とカトリック住民との摩擦が激化しはじめていた。

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新連載 仁義なきヤクザ映画史③「国定忠治が大衆の欲望を乱反射する」伊藤彰彦

大河内傳次郎のニヒリズム——。伊藤大輔『忠次旅日記』(1927)/文・伊藤彰彦(映画史家) ★前回を読む。 ヤクザ者とはいつどのように生まれたのか日本映画最初のヤクザ映画(当時は侠客物)とは何か? それは、“目玉の松ちゃん”の愛称で親しまれた日本映画最初のスター、尾上松之助が主演した『侠客 祐天吉松』(1910年、横田商会製作)と思われる。講談で有名な、背中に彫物を背負った元掏摸が流転していく物語だ。 「この作品はフィルムも残っていませんし、監督名すら分かりません。ただ

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綿矢りささんが今月買った10冊の本 吉本ばなな、みうらじゅん、五木寛之…

銅像と偶像お仕事の関係で読む本が増えてくると、自分が本当に読みたい本ってなんだろうと分からなくなる。小説家になる前は好きな本ばかり読んでいて、自然な関心がわき、途切れることなく読みたい本が出てきた。今は自分の中の衝動からではなく、外部からの発注で読み始めることが多い。昔よりだいぶ受け身になったなと思いつつ、これホンマ読んでよかったわと心から思える本も多く、本との出会いにもご縁ってあるんだな、とシミジミ。『まど・みちお詩集』もそのうちの一つで、肩肘をはって暮らす私が見逃していた

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原田マハさんの「今月の必読書」……「メロンと寸劇」向田邦子

おいしい話でお腹がいっぱい私は生来の食いしん坊である。朝ごはんを食べながら、今日のランチは何を食べよう、と考えている。 などとただの食いしん坊なのに偉そうに書きたくなったのは、本書の中で描かれている数々のおいしいエピソードが、あまりにも「そう、わかるわかる!」「そういうことあるんだよねえ」と共感することばかりで、「私も邦子さん(と敬愛を込めて呼ばせていただく)と同じくらい食いしん坊なんです」と主張したい気分にかられまくってしまったからである。しかも邦子さんは、ご自身をおいし

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立花隆 没後1年「田中角栄研究」の取材日誌 武藤旬(文藝春秋第一文藝部)

取材期間は約3週間。総理を追い込んだ「調査報道」には苦い挫折もあった。/文・武藤旬(文藝春秋第一文藝部) 噂でしかなかった『田中角栄金脈』その色褪せたB5判ファイルの表紙には、「取材日誌 田中角栄研究(昭和)49年11月号」とある。記したのは、立花隆が執筆した「田中角栄研究―その金脈と人脈」で取材班キャップを務めた、白石勝(当時34、のち文藝春秋社長。2015年死去)である。 「今回編集部の求めに応じて、父の書斎を探したところ、クローゼットの戸棚に時代順に並べられた書類の

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